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【2020年最新版】中国人の検索行動を徹底追及!

初めまして。
MARUの台湾人スタッフのリ・トクイと申します。
本日のブログを担当します!
よろしくお願いいたします。
私は主に、中国現地の情報調査を担当しています。

日本はお盆休みと言っても、コロナの影響でどこにも遊びに行けませんでしたね・・・。
こんな夏休みははじめてです(´;ω;`)
一方、中国はGDPも回復傾向で、日常を取り戻しているという話を現地からよく耳にします。
現に、中国現地とのお仕事ですが、ガンガン動いております~!
日本も一日も早く終息することを願って・・・m(_ _)m

 

さて、コロナ禍で益々盛んになっているインターネット業界。
今回は中国人の検索行動パターン、インターネット習慣についてご紹介したいと思います。
中国市場を開拓する際のご判断材料になれば幸いです。

はじめに、2020年3月時点で中国のインターネット総利用者数は9億400万人。
中国人向けの宣伝には、やっぱりネットから着手することが一番便利なのは間違いないでしょう。
では、どのように実施しますか? 広告枠を買いますか? ウェブサイトを運営しますか?
百度(Baidu)は検索エンジンの王様なんでしょうね。 では、百度(Baidu)のSEOを試してみますか?
宣伝方法はネットと絞り込んでも、様々な種類があり、さらに選択が必要となりますね。

では、まず、中国人の日常生活で検索エンジンを利用するシチュエーションから何か判断できるものはないか、探していきましょう!

下記は、中国人は検索エンジンで主にどんなことを調べるか調査したデータです。

1. 仕事、学習の調べもの(76.5%)
2. 法律、医療など専門知識の取得(70.5%)
3. 時事ニュースの検索(69.5%)
4. ネット娯楽の検索(64.3%)
5. ダウンロード(63.5%)
6. 出張、旅行情報(58.2%)
7. 日常のお出かけスポット検索(56.7%)
8. ネット通販(52.8%)
9. 周辺で利用できる生活の情報(50.6%)
10. オフラインの娯楽を検索(38.5%)
11. オフラインの飲食の情報を検索(36.9%)

※複数回答可

【専門業界の調べものにはまだまだ検索エンジンを利用する!】
このデータから 、仕事や勉強のために重要な情報を探している場合や、医療や法律など専門の情報を探す時、インターネットで検索エンジンを使うことが多いことが分かります。
つまり、そういった業界業種では情報を検索してもらうきっかけとなるホームページ(中国サーバー)を作ることも大切になります。
ホームページを作成し、SEOを最適化することで、中国の潜在的な顧客にも自社の存在を気づいてもらえることになります。
さらにお問い合わせツール(チャットやメールフォーム等…)を構築し、スムーズな対応が出来ると、より効果的です(中国人は何でもチャットで問合せします)。
そして検索エンジンでいうと、今はやっぱり百度(Baidu)が王様・・!2010年にGoogleが中国市場から撤退して以来、百度(Baidu)が市場を席巻しています。
2020年は、百度(Baidu)が検索エンジンの市場シェア率72.73%を占めています。

あれ・・・?
じゃあ中国人に宣伝するには百度(Baidu)対策だけで十分なのでしょうか・・?

【いえいえ、目的別にどんどんアプリ検索へ移行しています!】

はい、ここから中国人のネット習慣に関する内容です。

前段で述べた検索エンジン利用については事実です。
しかしながら、現在、中国プラットフォームにおけるアクティブユーザー数トップ50を見てみると、百度(Baidu)ブラウザはなんと7位にとどまり、テンセント傘下のWeChat、QQ、テンセント動画(騰訊視頻)、アリババのアリペイ(支付寶)、タオバオ(手機淘寶)に負けています。
この現象には理由があります。

中国人のインターネット検索行動は、大きく分けて2つ。
① タブレットや携帯電話の端末を使う
② デスクトップパソコンやノートパソコンの端末を使う
の2つに分かれます。
あくまでも、私の推測ですが、① の携帯電話やタブレット端末は、コンパクトで身近なことから、レジャーや娯楽等の簡単な調べもので利用。
②のパソコン端末は、仕事や学業で多くの方が利用していることから、専門的な調べものをする際に利用していると思います。では、①タブレットや携帯電話端末②パソコン端末 それぞれのインターネット活動状況から、なぜ百度(buidu)ブラウザのアクティブユーザー数が他より低いのか分析していきましょう!

①タブレットや携帯電話端末でのインターネット活動状況から分析

まず、中国人のインターネット利用率では、タブレット端末の利用率は29%、携帯電話端末の利用率は驚異的な99.3%です。(※複数回答可)
これらの端末では、百度(Baidu)の影響力が携帯電話81%、タブレット92%という割合を占めており、中国人は無意識のうちに何かを検索したいときには、まず百度(Baidu)を利用していることが分かります。一見すると、百度(Baidu)には敵なしと思います。

しかし、ここからが中国の特徴。

【市場シェア率と実際の利用状況は違う!?】

日本なら、yahoo等で調べたいものを検索すると、それに関係するSNS、ブログ、Wikipedia、商品・・なんでも一発で出てきますよね~

中国のインターネット事情では、大手のオンライン会社はそれぞれの自分の縄張りを固め、他社を寄せ付けないという特徴があります。
検索エンジンの王様は確かに百度(Baidu)ですが、例えばタオバオのショッピング情報、WeChatのネット記事やTIKTOKの動画などの情報は実は百度(Baidu)で検索しても出てきません。

よって、タオバオに出品されているある商品を検索したい場合は、タオバオアプリの中で検索。TIKTOKの中で、ある動画を検索したい場合は、TIKTOKの中で検索しなければ、その目的とする商品、動画はヒットしないのです。

つまり、各アプリ上でしか見られないコンテンツが多いため、必然的にアプリ内検索が活発となります。

そのために、平均的な利用時間の割合から見ると、百度(Baidu)系のアプリは7.7%にとどまり、アリババ系のアプリの6.4%をわずかに上回っていますが、テンセント系のアプリ34.6%と、最近、TIKTOKで世間に注目されているBytedanceのアプリの19.6%には大幅に負けているのです・・!

百度(Baidu)は確かに検索エンジン市場シェア率でも1位を占めていますが、上記のような携帯電話、タブレット端末の状況から見ると、百度(Baidu)の検索エンジンの重要性は低いです。
今後、ゲームやショート動画、ライブ配信などが益々盛んになっていくと言われており、他のアプリ利用率がどんどん向上すると、検索エンジンを利用することがもっと少なくなるかもしれません。

続いて、

②パソコン端末でのインターネット活動状況から分析

中国のインターネットの利用活動の中に、デスクトップパソコン端末の利用率は42.7%、ノートパソコン端末の利用率は35.1%です。
確かに、検索エンジンは最もかけがえのない重要なツールです。
では、パソコン端末の検索エンジンの割合はどうでしょうか。

なんと、百度(Baidu)は搜狗(Sogou)とほぼ同率での42.26%となっています。

搜狗(Sogou)は、2013年からテンセントが出資し続けているテンセント傘下の検索エンジンです。
Wechat内での検索エンジンとしても、活用されており、若者の間では、百度より馴染み深い印象もあります。
テンセントが事業の多角化を進めていくことにつれて、搜狗(Sogou)の需要が大幅に増加する可能性があり、このままではスマホやタブレットでの百度(Baidu)のシェア率も圧迫することになるのかもしれません。

【結論】
●医療・学問・法律・専門分野などの業界様
検索エンジンでの宣伝/情報配信が有効(中国サーバーHP必須)
※但し、百度(Baidu)のSEOだけでなく、搜狗(Sogou)のSEOも重要
※顧客が直接問合せできるような仕組み、対応のレベルは顧客獲得に直結する

●ショッピング・娯楽・観光・飲食などの業界様
アプリ内宣伝/情報配信が有効(アプリ内メディアへの出稿または自社アカウント育成)
ショート動画の利用
※顧客が直接問合せできるような仕組み、対応のレベルは顧客獲得に直結する

【追記】
一つの市場を理解したり、市場の需要を把握するためには、ビッグデータの分析が非常に重要です。
しかし、現在は中国のオンライン世界はいくつにも分かれています。そのために市場調査では、もはや百度指数だけが重要な指標ではなく、搜狗指数(Sogouインデックス)や頭條指数(頭條インデックス)なども市場調査の重要な参考資料となるでしょう。

【さいごに】
いかがでしたか?中国では各社、自社顧客を抱え込むために様々な規制をしいたり、それぞれのルールがあったりします。
最近では大手プラットフォーム同士の提携なども盛んに行われています。自社商品・サービスを中国人に届けるためには中国ネット事情を把握した上で目的に応じて一番最善の方法をとる必要があります。
是非、市場開拓のご参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 


 

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株式会社○(MARU)
代表 三木

【引用】
中國互聯網路發展狀況統計調查(2020.3)
http://www.cac.gov.cn/2020-04/27/c_1589535470378587.htm
中國互聯網路發展狀況統計調查(日本語(一部))
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:wKaPyf-ksREJ:https://consulting.clara.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200507_CNNIC2020.3_Claraonline.pdf+&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
中國網民搜尋引擎使用情況研究報告(2019.6)
http://www.doc88.com/p-88261139147588.html
2020年Q1移动互联网行业数据研究报告
http://www.199it.com/archives/1044094.html
2019年中国搜索引擎行业市场竞争格局分析 百度仍是行业龙头、PC市场双雄并立
https://bg.qianzhan.com/trends/detail/506/200212-f8c7fb7b.html
QuestMobile2020中国移动互联网春季大报告
https://www.questmobile.com.cn/research/report-new/90

2020中国搜索引擎市场份额占有率排名占比

http://www.78901.net/sousuoyinqing/